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幕末史価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:12 複雑に錯綜する幕末から明治維新にかけての様子が、手際よく整理されていて、今まで誤解していたり、関連が良く解らなかった部分などが、一気に理解が進んだ感じがします。
しかも、慶應丸の内シティキャンパスの特別講義を纏めたものと言うことで、非常に読みやすい著作になっています。
作者は「あとがき」で、「張り扇の講談調、落語の人情噺調」と表現されていますが、様々な例示も適切で解り安い語り口になっています。
確かに言われてみれば「そうだな」と思うのですが、倒幕の志士たちが戊辰戦争に勝利した後、その先のヴィジョンがどれほどあったかは、はな |
第二次世界大戦紳士録価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 毎月アームズマガジンで楽しみにしていたWWU紳士録……ついに書籍化!
この知らせを見たときは心が震えました。
下手な歴史書よりも内容が濃く、コメディだらけに事実の膨張(笑)
しかしシリアスな部分もしっかりと描く……それがホリエカニコ氏の作風とでも言いましょうか。
しかも描く軍人はカッコよく、二頭身化したのも可愛い。
この調子で帝國軍人MMK(モテテモテテコマル)もぜひ単行本化を!! |
逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)価格: 1,995円 レビュー評価:4.5 レビュー数:28 新古書店にあった本書を立ち読みして購入したのだが、すばらしい著書だった。もともとこの本にはどんな予備知識もなかったのだが、読んでみると自分のこれからの愛読書になる一冊だと思えてきた。
全体で600ページ弱、十四の章に分かれ、巻末には著者あとがきと文庫版あとがき、解説・参考文献・索引を収録している。かなり分厚い文庫だが、第二章あたりから読むのが止まらなくなっていくと思う。
第一章ではこの本を立ち上げるに当たり、著者の意図を明快に示している。基本的には幕末から明治期に日本にやってきたヨーロッパの高官やその親族などが、滞在中に残した文章を読 |
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1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産価格: 7,140円 レビュー評価:3.0 レビュー数:10 思うことは多々ありますが、上巻に引き続き箇条書きにて。
・佐藤栄作元首相が、なんでまたノーベル平和賞なのか、超疑問。
・当時の述懐が列挙されていますが、後藤田正晴氏の見解にブン殴られました。小泉改革で抵抗
勢力とされた保守政治家の一部にこそ、統治技術という点ですぐれた「職業」政治家が含まれ
ていたのかも知れません。
・それでもトライはしたのだ、みたいに美化しちゃ駄目なんじゃないの?
また、感覚的な不全感だけで突っ走って人が死ぬだけなのでは?
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日本史B一問一答―完全版 (東進ブックス―大学受験高速マスターシリーズ)価格: 999円 レビュー評価:4.5 レビュー数:29 一通り日本史を学習し終えて、知識の再確認用として購入しました。
見やすいレイアウトに好感が持てたのですが、細かな知識を問う問題が多すぎて、
国公立志望の私には不必要だなと感じ、Z会の一問一答集に切り替えました。
こちらは合格に必要最低限の事項が収められています。
早慶など細かな知識を問う難関私大志望者には最適だと思いますが、
国公立志望者にはZ会をお勧めします。 |
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉価格: 1,680円 レビュー評価:4.5 レビュー数:98 最早、クラウゼヴィツの著書よりも大きな意義を持つようになったシリーズ第3弾。
今回は「世界の警察」を自称する米国の横暴・世界支配の手駒にいかにして日本が取り込まれていったのかを
歴史的に詳しく解説し、矛盾に満ちた大国の自己欺瞞を告発する!
白人は歴史的に見て、黄色人種および黒人種を劣等民族もしくは人とすら見ない家畜同然の扱いをしてきた。
それは略奪と破壊、虐殺の連なりの歴史でもあったわけだ。
そういった感覚はつい半世紀前の第二次大戦中ですらも顕著であったわけだから、
民族的に後者と前者の対決は |